どうえんのビジョン
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相手の立場に立って考えること、それが福祉の基本です。
私たちは、福祉は「サービス」であると明言しています。
serviceとは、元々は人のために力を尽くす、奉仕という意味 。
その「人」が乳幼児か高齢者かで大きくサービスのあり方が違う。
それがこれからの福祉サービスの課題です。
特に私たちが運営しているのは、保育施設、児童施設、高齢者施設、障がい者施設、母子生活支援施設と、ご利用者の年齢も状況も様々。
「真心・信頼・安心」という理念を柱に置きながら、ご利用者に満足していただけるサービスを実践していかなければなりません。
それを実現するためには、志を共有する人たちの協力が不可欠です。 -
誰かを助けたいという情の部分だけでは運営の永続性は難しいものです。
法人として組織の構築や先読みしたサービス開発も私たちに課せられたこと。
中でも人財育成には力を入れています。
新人スタッフから施設長に至るまで、
段階別で細かくフォロー研修等を行っています。
そこで強く言っていることは「経営感覚」を持ってほしいということ。
人の気持ちをキャッチし、それに応える情緒的な仕事でもありますし、
時には客観的にシステムとして動く必要性も出てきます。
情と知、そのバランスが大切です。
教育というものは、 研修だけでは成果が出ません。
日々の経験の積み重ねで自ら気づくこと。
身近な人たちから学び、刺激を受けること。
そのために、スタッフに影響を与える施設長なども、
科学性と情緒性のバランスのとれた人を厳選しています。 -
施設長など、上のポジションを目指すことに満足感を得る人もいれば、
自分の役割を果たしながら、生活の充実に重きを置く人もいます。
いろいろなライフスタイルの人がいてもいい。それが私たちの職場です。
ご利用者の満足、地域の方々の満足、さらには働く人たちの満足。
その3つの満足を提供することが、経営に関わる人間の満足にもなります。
難しいことです。しかしやり遂げたいことでもあります。
そのために、どうえんプライドを持って働く人たちや
まわりの皆様のご協力いただきながら、常に小さな変革を続けていく。
変わることを恐れない私たちでいたいと思います。 -
私たちは、福祉事業を行う上で常に思うことは、
「ほんものでいたい」ということ。
ほんものとは何かと考えた時、
安定した経営状態、施設設備のハードの充実はもちろんですが、
地域に信頼され、受入れられることだと思います。
特別な人たちが利用する特別な施設ではなく、
私たちの地域になくてはならない施設であり、
拠り所と言っていただけること。
正式名称は「広島県同胞援護財団」であり、その出発点の志を守りながら、
より開かれた施設でありたいと願っています。
どうぞ、これからは「どうえん」とお呼びください。
その愛称で親しまれる施設として、地域とともに歩み成長し続けてまいります。
何卒、ご支援ご協力をお願いいたします。