障がい者支援施設

保育実習(施設実習)

実習について

12日間の泊まり込みで
西志和農園の暮らしを知る

西志和農園では、主に保育士資格取得を目的とした施設実習を行います。東広島市志和町の自然に囲まれ、小屋で山羊を飼育し作業所もある広い施設で、実習生の方は12日間宿泊用のお部屋で寝泊まりしていただきます。1日8時間の実習ですが、それ以外の時間も生活面で不便がないかなど、多くのスタッフが実習生の方を気にかけ見守りますので、実習期間の後半には不安はなくなります。私も笑顔で、話しやすいと感じてもらえるような明るい雰囲気で声をかけるように心がけています。

担当者の思い

実習生の楽しそうな笑顔が
私のやりがいを生む

事前オリエンテーションで、実習内容へのご希望があれば取り組めるようにサポートします。私たちスタッフが実習生の方のご希望や気持ちを受け入れることは、自信となり主体性を育てます。そして、毎日の振り返りでは、実習生の方の話を受け止め、疑問や不安にも丁寧に応えていきます。最初は、ご利用者さまと上手く関われないとか、障がい者という存在に距離感があったとしても、毎日の実習と振り返りを通して考えが変化し、関わりを楽しいと感じ笑顔で実習に取り組む姿を見ると、私はとてもうれしくなります。

迎える姿勢

私たちスタッフも実習生と
一緒に責任を持って行動を

実習生の中には、西志和農園で自分が受け入れられたことで、ご利用者さまを理解した気持ちになってしまい、実習担当者の確認を取らずに過度な行動をされたり、距離が近くなり過ぎる方もいらっしゃいます。そういった場面で、私たちスタッフは、実習生自身の行動が与えるご利用者さまへの影響について指摘し、支援者としての責任についても率直に語りかける必要があります。言いにくい部分もありますが、アサーションを活用したコミュニーケーションスキルの向上が大切だと思います。

ADVICE

実習生の方への
アドバイス

  • ❶ 実習で思ったことや分からないことは、何でもすぐにメモを取りましょう。疑問があれば、その場で質問したり振り返りの時に確認したり、自分で解決しようとすることが大切です。
  • ❷ 実習日誌を作業と思わず、自分の考えや気づきを整理するものと捉えて取り組むことが学びに繋がります。
  • ❸ 施設の設備機器や事業所など様々な視点で周囲を観察することは、視野が広がり支援を行う上でも役立ちます。

実習担当者よりメッセージ

施設実習はとても緊張されるかもしれませんが、一生の経験になります。私たちスタッフも一生懸命準備して臨んでいますので、分からないことはどんどん聞いて自分の糧にしてください。

VOICE 実習経験者の声

西志和農園 生活支援員

ご利用者さまやスタッフの方々の
あたたかさを実感できる実習

西志和農園の施設実習は12日間の泊まり込みで、朝から夕方までご利用者さまと一緒に日中活動をしたり、食事中の見守りをしたりするので、しっかりと支援に関わることができました。西志和農園の皆さまのあたたかさにふれ、泊まり込みの不安やしんどさを感じることもなく、楽しく過ごすことができました。多くの体験や気づきから学んでほしいというスタッフの方々の思いが感じられ、真剣に取り組めば取り組むほど真摯に対応してくださり、私にとって大きな実りある実習となりました。

施設実習概要

施設実習は、ご利用者さまの生活支援や日中活動支援が中心ですが、できることはご利用者さま本人に取り組んでいただき、苦手だったり難しい部分を実習担当者とともに体験します。その他にも、通所作業所やグループホームなど、様々な障がい福祉事業についても体験することができ、施設長や看護師、栄養士による座学も採り入れています。また、スケジュール調整が可能な場合は、広島市中区大手町にある「どうえん大手町児童デイサービス」の見学や体験実習も行っています。

実習 保育士資格取得における施設実習
受入 1日あたり最大2名まで
期間 12日間(90時間以上)※学校によって異なります
その他 心理実習も実施しています(どうえん大手町児童デイサービスでは心理実践実習を実施)

施設実習プログラム例