児童養護施設
保育実習(施設実習)
実習について
スタッフと一緒だから安心
こどもたちとの生活が実習
実習生の方には、幼児から高校生まで10名前後の家庭で、スタッフと一緒に生活支援全般に取り組んでいただきます。日中は学校がありますので、朝と夕方から夜にかけてこどもたちと接することになります。そのため、実習生の皆さまには施設内の実習生室(風呂・トイレ完備)で宿泊していただきます。一人暮らしの経験がない方でも、食事をお出ししたり洗濯の仕方を教えたり、生活面も施設全体でサポートします。
担当者の思い
緊張し悩むことがあっても
スタッフがいつでもサポート
事前オリエンテーションの段階で、大変緊張されている実習生の方が多いです。緊張されたり笑顔が少なかったりすると、こどもとの関わりや実習にも影響しますので、私たちスタッフは声をかけるなど気を配るようにしています。また、保育士の施設実習の方が多いためか中高生との関わりに悩まれる方もいらっしゃいますが、うまく関われるようにスタッフが会話などを通じて関係づくりをサポートすることもできます。実習生の方には、安心してこどもたちと向き合って経験を積み重ねていただきたいと思います。
迎える姿勢
施設の取り組みを中心に
実習プログラムを見直し
2023年度より実習プログラムを見直し、私たちが長年取り組んできた「安全委員会」「ヒヤリハット委員会」の研修を始めました。暴力がなぜいけないのかというエビデンスや、こどもが歯ブラシをくわえたまま走り回るような危険な行動への対応などを座学でお伝えします。また最終日にはアンケートをお願いし、その内容を取りまとめ全体会議で共有することで、スタッフの対応や実習プログラムの改善に役立てています。
実習生の方への
アドバイス
- ❶ 実習では色々な場面に立ち会うことがありますが、すべて経験だと思って取り組んでみてください。
- ❷ 実習中は何ごとも分からなくて当然です。疑問に思ったことは何でも質問して今後に役立つ実習にしていきましょう。
- ❸ 礼儀やマナー、特に挨拶は、こどもや周りの人たちと関わるキッカケになるので意識して取り組みましょう。また、部屋に入る前のノックやテレビを見ているこどもの前を横切らないなど、集団生活におけるマナーも重要です。
実習担当者よりメッセージ
笑顔で挨拶し関わることが、こどもたちとの関係性を育んでくれます。こどもは相手の表情や声のトーンなどをよく見ています。実習担当者だけでなく施設全体でフォローしますので、元気よく実習を受けていただきたいと思います。
実習について
将来、児童養護施設で働きたい
そのイメージを持つことができる
実習担当者の業務は、受け入れ前から学校との調整や事前オリエンテーション、各家庭との受け入れ調整などに始まり、実習時の対応やその後の評価まで多岐にわたります。施設には実習担当者が2名おりますので、連携しながら対応しています。現在施設では、働きやすくて効率の良い勤務シフトへの改善に取り組んでいます。将来、児童養護施設への就職を希望される実習生の方もいらっしゃるので、現状に近い、実際に働くイメージを持つことができる、実習プログラムに改定しました。
施設実習概要
子供の家三美園の各家庭において生活全般を支援していただく、こどもとの関わりを中心とした実習を行っています。その他にも、地域小規模児童養護施設や児童家庭支援センターまごころなどへの見学や、多職種にわたるスタッフたちの取り組みや仕事内容も知ることができる機会を設けています。
実習 | 保育士資格取得における施設実習 |
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受入 | 1日あたり最大4名まで |
期間 | 保育実習10~12日間 ※学校によって異なります |
時間 | 1日あたり8時間 (例)平日A 7:00~11:00・14:30~18:30 平日B 11:30~14:30・16:30~21:30など |