子供の家三美園 サービス案内
児童養護施設
児童養護施設は子どもたちの生活の場です。できる限り家庭に近い落ち着いた雰囲気のなかで、生活を送れるよう心を配っています。
子どもたちは施設から学校に通っていますが、それ以外に、余暇や趣味を楽しんだり、四季折々の地域行事や子供会などさまざまな活動に参加しています。
それらの活動を通して子どもたちが健全に成長し、社会的に自立するための支援がなされています。
グループケア
6~8名の少人数で生活します。職員が調理を行うなど、一般家庭に近い支援を行うことを目的にしています。
心理療法
臨床心理士が面接や各種療法を通して子どもの心のケアを行います。
また、その情報を職員が共有し、よりよい支援を目指します。
地域活動
スポーツ少年団・公民館行事への参加など積極的に地域と関わることで社会性を養います。
学習指導
塾へ通ったり、職員・ボランティアによる個別学習指導を行うことで、子どもの学力の向上を図ります。
対象児童 | 児童養護施設には予期できない災害や事故、親の離婚や病気、また経済的理由などさまざまな事情により、家族による養育が困難な2歳からおおむね18歳の子ども |
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定員 | 70名 |
職員体制 | 施設長 1名
医師 1名程度 看護師 1名程度 心理職 1名程度 家庭支援専門相談員 2名程度 支援スタッフ 25名程度 里親支援担当 1名程度 栄養士 1名程度 事務員 1名程度 業務員 2名程度 |
児童心理治療施設
施設全体が治療の場であり、施設内で行っている全ての活動が治療であるという「総合環境療法」の立場をとっています。その中で
①医学・心理治療
②生活支援
③学校教育
を中心に支援していきます。
医学・心理治療
心理治療は、医師や臨床心理士が週1回程度行います。絵を描くことやゲームなど、いろいろな物を使って心の中の不安や葛藤を表現させ、それを乗り越えていけるよう手助けします。
中学生ぐらいになると、カウンセリングもよく用いられます。問題を直接解決するというより、子どもの精神的な成長や子どもを取り巻く状況の改善を一緒にじっくり待つ、という場合もあります。
子どもの気持ちに寄り添っていくのが基本です。一部の子どもたちには心理治療だけでなく、症状を軽くするため薬による治療も行います。
生活支援
生活支援は保育士と児童指導員が担当します。施設にいる子どもたちのほとんどが仲間作りや集団の中でうまく適応していくことが苦手で、自分が皆から認められていないと考えていたり、自信を失っています。
このような子どもたちも、日課の中での友だちや職員とのふれあい・遊び・スポーツ・作業など、皆と一緒に行動する楽しさを通して自信を取り戻していきます。
学校教育
学校教育は地域の学校、施設内の分教室(現在未設置)を利用しています。
教育委員会と連絡を取り合って行っています。
不登校などで学習の遅れがみられる場合は教材や教え方に工夫を凝らし、それぞれの子どものレベルに合わせて学習を進めていきます。
対象児童 | ●心理的困難や苦しみを抱え、日常生活の多岐にわたり生きづらさを感じて心理治療を必要とする子ども
●集団や学校に不適応を呈している児童(不登校・引きこもりなど) ●注意欠陥・多動性障がい、学習障がい等を有し、加えて情緒的問題を有している児童 ●神経症習癖を持つ児童 ●児童相談所と施設が協議の上、入所が適当と認められる児童 |
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定員 | 20名 |
職員体制 | 施設長 1名
主任 1名程度 医師 5名程度 看護師 1名程度 心理職 3名程度 家庭支援専門相談員 1名程度 支援スタッフ 11名程度 事務員 1名程度 業務員 2名程度 |
支援の内容
学習指導 | 職員が行う学習指導とともに、ボランティアによるスマイル教室(集団指導)や学習指導員による個別指導、また中学生の学習塾への入塾など様々な形でこどもたちの学力の取得に努力しています。学習塾は、現在中高生が通っています。 |
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スポーツ・
地域活動 |
スポーツ活動を行うことで協調性等を身につけることを意識しています。
中高生男子 ⇒ ソフトボール・軟式野球・サッカー 小中高女子 ⇒ バレーボール・卓球 小学生男子 ⇒ ソフトボール の活動をしています。 【地域の少年団等への参加】 こども会ソフト・フットベースボール 栗北フレンズ(少年野球)への参加 |
心理療法 | 4名程度の臨床心理士により、カウンセリング、遊戯療法、箱庭療法等こどもの心のケアを行っています。 |
個別ケア | こども面接を定期的に行い、自身の考える願いやニーズについて、今後の方向性等を話し合い、自立支援計画に沿って個別ケアを行っています。また、園への要望や意見を受け付けることで、施設の運営に活かしていきます。 |
家族ケア | 保護者が抱える不安や困難、疑問に寄り添います。
個別面接、訪問面接を行うことで、保護者の考えるニーズについて、今後の方向性等を話し合い、家族との協働関係に基づいて支援を進めます。 |
食育 | 早寝、早起き、朝ごはん
体も心も元気な毎日を過ごすためにも、美味しく楽しい食事づくりに励んでいます。 |
子供の家三美園 安全委員会
子供の家三美園では、子どもたちの安全で安心な生活を保障するため、安全委員会活動を実施しています。
これは、施設内からすべての暴力をなくしていこうという園を挙げての取り組みで、
(1)児童間
(2)児童から職員へ
(3)職員から児童へ
の3種の暴力問題を扱います。
子供の家三美園安全委員会は、小中学校の校長先生、児童相談所職員、地域代表の方、大学教授、児童福祉施設職員、法人役員らを委員とし、原則として月に1回、園に集まっていただいています。その中で、園の生活状況や支援の在り方に助言等をいただいています。
園の職員は、日常の自らのかかわりを見つめなおすことに加えて、子どもたちの生活の中に安心と安全を脅かす要因はないか、常に気を配っています。また、定期的に聞き取り調査を実施し、子どもたちの状況と意見を把握するようにしています。
安全委員会活動とは PDF:190KB
後援会
平成23年4月、地域および子供の家三美園OBの有志発起により、子供の家三美園後援会(事務局:子供の家三美園内)が発足されました。この会は、長期入所から自立(就職・進学)となる高校3年生に対して、進学に係る費用や就職に必要な運転免許の取得に係る費用の助成を目的として設立されたものです。
子供の家三美園入所児童の大学等への進学率は40%、全国平均よりは低いものの進学する児童は年々増えています。
後援会では子供の家三美園入所児童の自立時の経済的負担を少しでも軽くすること、また、進学の夢を少しでも身近な可能性とできるよう微力ながら活動してまいります。
後援会の趣旨にご賛同いただける方の入会を心よりお願い申し上げます。
1.入会申込書の作成
入会申込書PDF:40KB
【送付先】
〒722-0215 広島県尾道市美ノ郷町三成20372番5 子供の家三美園内
TEL 0848-48-0045 FAX 0848-48-0969
2.会費について
個人会員:一口 年額 3,000円
団体会員:一口 年額 5,000円
※会費を納入していただいた方は後援会員として登録し、子供の家三美園広報誌および後援会行事報告を送らせていただきます。
お問い合わせ・見学のお申し込み
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